韓国で映画やドラマになった『王になった男』は実話で実在したモデルがいたのかどうか。
さらに歴史的背景や時代はいつなのか、気になっている方多いはず!
この記事では
- 『王になった男』は実話で実在したモデルがいたのかどうか
- 歴史的背景や時代について
Contents
「王になった男」は実話で実在したモデルがいるって本当?
『王になった男』
— ふみや (@fm_kiroku) January 30, 2024
李氏朝鮮時代の実在の王“光海君”に影武者がいたら…という話。コメディタッチでストーリーも面白かった。実際記録に残っていない空白期があるんだとか。暴君だったとかそうじゃなかったとか色んな推察がされてて、ドラマや映画もたくさんあるしなかなか人気者なのかもしれない。 pic.twitter.com/7qfU2CWzib
この「王になった男」は、ずばり実在した人物光海君(クァン・ヘグン)をモデルにしています。
確かに、人物は歴史に実在していますが、物語は史実と朝鮮王朝実録(国事を日々記録した書物)から消えた15日間を想像力で再構成したフィクション時代劇です。
2012年に公開された映画版「王になった男」では、イ・ビョンホンが主演を務めました。
この作品は、多くの映画賞を受賞し観客動員数も1200万人を超えるなど爆発的人気になりました。
また、韓国ドラマとしても放送されており、その際はヨ・ジングが王と影武者の1人2役を演じています。
この光海君(クァン・ヘグン)の統治時代を取り上げた作品は、知る限りでも6作品以上ありとても多いです。
それほどまでに歴史上で評価の高い王だったのでしょうか。
実弟を殺害したことは実話!
「王になった男」では、光海君(クァン・ヘグン)が弟を殺害したことにより精神的に追い詰められていきます。
これは史実でも実際に起こった出来事です。
光海君(クァン・ヘグン)の王位を脅かす存在を、側近達が異様なほどに警戒して排除してしまいます。
その中に光海君(クァン・ヘグン)の実弟がいました。
しかし、光海君の側近たちによって殺害されてしまいます。
この骨肉の争いが大きな恨みを買うことになりました。
この騒動は光海君(クァン・ヘグン)が自ら行ったことではなく、側近たちの異様な警戒心が引き起こした出来事です。
しかし、実弟を殺したとして暴君とまで言われました。
そう考えると実に複雑な心境になりますね。
実在したモデルは李氏朝鮮第15代国王の光海君だった
「王になった男」は、光海君(クァン・ヘグン)と言う実在した朝鮮時代第15代国王をモデルにしています。
この光海君(クァン・ヘグン)ですが、「王になった男」以外にもモデルとして描かれているドラマが多数あるほどです。
きっと映画やドラマを観て、光海君に興味を持った視聴者も多くいたことでしょう。
光海君(クァン・ヘグン)は、宣祖(ソンジョ)の息子(次男)として生まれ、世子に指名されました。
宣祖(ソンジョ)が亡くなった後、15代王として即位しますが、王位継承の問題から側近たちが光海君の兄や異母弟を殺害してしまいます。
光海君(クァン・ヘグン)は、暴君と呼ばれる一方で国防の強化や庶民の税負担を軽減させたり、巧みな交渉で異民族の侵攻を防ぐなど政治的にはとても優秀で功績も残しています。
このような業績から見ると暴君ではなく、名君と言えるでしょう。
- 戦乱の収集
- 号牌法(身分証明・戸籍制度)
- 東医宝鑑(朝鮮時代の医書の編纂)
- 大同法(所得税のような制度)
- 中立外交
中でも、大同法は最も偉大な業績と言われています。
今で言う所得税のような制度ですが、裕福な人からは税を取り、そうでない人には免税すると言う、実に合理的な制度です。
また、特産物の代わりに貨幣の機能があった米を納めさせたり、米が作れない地域では布地を納めさせるなど工夫もされていました。
近年では歴史研究も進んでおり、光海君(クァン・ヘグン)は暴君などではなく、多くの業績を残した名君であると評価されるようになりました。
これだけの業績を残すとは、なかなか光海君(クァン・ヘグン)は、切れ者な王だったのではないでしょうか。
王になった男の歴史的背景や時代も調査してみた!
韓国映画CJゾーンの映画たち2020『王になった男』鑑賞。見応え充分!正統派歴史ドラマで有りつつエンタメ脳のオイラでも充分楽しめる流石の仕上がり!何だよあの可愛さ爆発のイ・ビョンホンわ。本気で深刻なテーマの中、微笑ましいエピ添えながらそれからのドン底突き落しの韓国映画特有のソレも健在。 pic.twitter.com/dcFCgClVKv
— S.I.N リ ョ ー タ ロ ー 💙 🎩 (@ryotaro59030) December 13, 2020
「王になった男」は、朝鮮王朝時代が舞台になっています。
いったい全体、光海君(クァン・ヘグン)の統治時代はどんな時代だったのでしょうか?
朝鮮王朝は高麗の武将だった李成桂が1392年に高麗を倒して王位に就き誕生しました。
実に朝鮮王朝時代は、500年以上続く長期的な時代となります。
建国当初から後継者問題で政争が起きていましたが、これは朝鮮時代の特徴と言えるでしょう。
朝鮮時代の中期に入ってくると、政争が戦乱にまで発展していきます。
ここまで見て来ましたが、朝鮮王朝時代は朝廷内の新旧勢力の戦いと戦乱が繰り返された大変な時代だったようですね。
歴史的背景は1616年の朝鮮王朝時代!
第15代の国王である光海君(クァン・ヘグン)が生きた時代は朝鮮王朝時代の中期です。
朝鮮王朝時代の中期は政争と戦乱の時代と言われています。
豊臣秀吉によって、日本軍からも2度に渡って攻撃を受けていますが、政争に明け暮れていた朝廷は攻撃に備えての策は全く無い状態。
明からの救援隊や水軍の将軍(イ・スンシン)、各地の義兵や光海君らの活躍によってかろうじて持ちこたえた状態でした。
日本軍の撤退後も、さらに激しくなって行った政争ですが、光海君(クァン・ヘグン)がこの政争を収め第15代国王に即位します。
戦乱からの復興を目指して、民政や外交にも力を入れた反面、政敵には容赦ない粛清を行ったため、最終的にはクーデターを起こされ王を廃位することになりました。
しかし、その15日後に王位が復活したのです。
この時代は混沌とした中で、数多くの英雄たちを生み出した時代でもあります。
水軍将軍のイ・スンシンや義賊であるチャン・ギルサン、優れた医者のチャングム、ホ・ジュンやホ・ギュンやファン・ジニなどの才能豊かな文化人。
三大悪女と呼ばれた美貌の持ち主であったチョン・ナンジョなど歴史に名を残した人物も多数います。
映画やドラマなどで描かれる著名な人物たちを排出した多士済々の時代です。
史実との違いは?
「王になった男」は、韓国の歴史上実在していた光海君(クァン・ヘグン)とその影武者についての伝説を元に制作された作品です。
そして、光海君の空白の15日間から着想を得て制作されて
とは言えども、実は史実と異なる部分も多くあります。
まず光海君(クァン・ヘグン)は暗殺ではなく自然死です。
そして、影武者の伝説をもとに作られたフィクション時代劇なので、影武者が存在していたのか真実は分かりません。
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まとめ
映画「王になった男」観た。素晴らしかった!イ・ビョンホンの演技力!道化と王の演じ分けから、道化から王へ。コミカルでもありシニカルでもある。ギャグも見逃さなかった。コントか👋歴史的に興味もある。リュ・スンリョン、いい役。Kダブそっくりだった。(画像2枚目)🤣 pic.twitter.com/gaWXVsx5HN
— MK-1 (@michio84) April 7, 2023
『王になった男』には、実話やモデルは実在したのか、歴史的背景や時代もお調べしてお届けしてきました。
- 『王になった男』は実話で実在したモデルは朝鮮王朝15代王の光海君だった!
- 歴史的背景は1616年の朝鮮で時代は朝鮮王朝時代!
ということでした。
気になった方は是非、映画やドラマを視聴してみてくださいね。
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